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No.1466: "終わりの世界から" - Flaming June "終わりの惑星のLove Song" 考察その1

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月別表示: 2012年01月の記事 カテゴリー: 音楽(鑑賞)

投稿者 Lakililac 投稿日時 2012/01/17 00:38:15

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2012年01月17日の日記の概要

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「終わりの世界から」を考察してみた。長文注意。

.

Flaming Juneについて

今日の日記は、久しぶりに音楽の話。

Keyの麻枝准さんが2011年の年末に立ち上げた音楽レーベル、Flaming Juneの新譜について色々書いていきたいと思います。


何回かに分けて、じっくりと考察してみたいと思ってこの記事を書き始めていますが、飽きたとか、忙しいなど諸々の事情、大人の都合によりこの一回だけになってしまうかも知れません。


過度な期待は無用です。それでは考察のようなものを熟々と書いていきます。


その前に。


ご意見あれば、コメント欄か、Twitterで@lakililac 宛てにお願いします。

わりと人見知りします。


なお、コメント欄は、完全自作のブログシステムなので、データが確実に保存されるかどうかは保証されていません。

これまでの挙動をみると、おそらく保存されます。きっと大丈夫でしょう。


Flaming Juneという名称は、麻枝さんが好きな曲からそのまま付けています。

または、彼が以前運営していた個人サイトの名称から付けているかも知れませんが、いずれにせよ、BTのFlaming Juneという曲に由来するものです。Jun MaedaのウェブサイトでFlaming Juneまたは、レーベルでFlaming Juneという、なかなか痛い、もとい素敵なネーミングセンスです。


ボーカリストはsupercellでも活躍しているnagi=やなぎなぎです。

やなぎなぎさんは2011年6月発売のKeyの最新作Rewriteの楽曲にも参加していたのですが、恥ずかしながら、そして失礼ながら、その時点では、やなぎなぎ=nagiとは全く気付きませんでした。ただ良い曲だなぁ、良い声だなぁと思うのみで。


さて、いよいよ・・・・・・

2011年12月末のコミックマーケット81にて頒布されたFlaming Juneのファーストシングル「Killer Song」について。


Killer Song [FJCD-0001]

無事にKiller Songを買うことができたので、それについて書きます。


Killer Songに収録されていたのは、全部で3曲。


1.Killer Song

2.終わりの世界から

3.きみのairplane


1曲目のKiller Songと2曲目の終わりの世界からは、今春発売予定のアルバム「終わりの惑星のLove Song」からの先行収録扱いで、3曲目のきみのairplaneはこのシングル限定の曲になるとのこと。


通常ならば、順番に、Killer Songから考察していくべきなのかも知れませんが、Killer Songは状況説明がわりとなされていて、考察するべきものが無いとは言わないまでも、あまり気が乗らないので、「終わりの世界から」について考えたことを書きたいと思います。(次回はきみのairplaneを取り上げる予定。)


終わりの世界からはGirls Love Song

終わりの世界から

「終わりの世界から」について。

最初に言ってしまうと、今回のシングルのなかで一番好きな曲です。


個人的には、この曲は百合の恋の歌だと思っています。

つまり、少女が少女に恋をしたという歌。


ちなみに、男女の恋の歌であっても、下記の考察に何ら影響はありません(笑)


笑い合えるってすごく幸せなこと

それをきみから教えてもらったんだよ


この2行は実質イントロにあたる部分。

この曲を総括しているような2行ですね。


小さな時からなんでも知っていて

きみの趣味 その理想に合わせようとした


無邪気に何でもお揃いのものが良い、幼馴染み。

きみの趣味に合わせることで、一緒にいようと努力している一途さ。

これだけだと、男女とも、同性の幼馴染みともどちらともとれる。


趣味を合わせているので、同性の幼馴染みの可能性がやや高まる。


そんなきみがこっそり教えてくれた

好きな人 年上の綺麗な女性


ここが不思議なところで、きみが「こっそり」教えてくれた好きな人が、「年上の」・「綺麗な」・「女性」という3つの要素を持っている所。これを知って主人公(あたし)はタイムリープをすることになるわけです。


1. 具体的な個人を指さないけれど自分の好みを誰かに教えるのが恥ずかしくて「こっそり」教えてくれた

2. 具体的に好きな人がいてその人に知られてしまわないように「こっそり」教えてくれた

3. 「年上」好きなのを伝えるのが気恥ずかしくて「こっそり」教えてくれた

4. 「綺麗な」ひとが好きなのを伝えるのが気恥ずかしくて「こっそり」教えてくれた

5. 「女性」を好きなのを「こっそり」教えてくれた


5番目だと、百合になるので良い感じです!


ちなみにこれはあくまでも、「きみ」の心情であって「あたし」がこのやりとりによってどう感じたかはまた別の問題になってきます。


追いつけない だから能力使う 過去へとリープ

そこでまたきみと出会い また恋をするんだ


あたしは、追いつけないと感じて、タイムリープしています。

「そこ」でまたきみと出会い また恋をするために。


この追いつけないは、


1.このまま一緒の時を過ごしても年上になれない

2.きみに好きなひとが出来てしまう前にもどって好きな人になりたい


など考えられますが、後者だと時間跳躍へと駆り立てる動機付けとしてやや弱い気もします。


タイムリープをして、何年か余分に過ごせば、「そこ」では「あたし」は「年上の綺麗な女性」として「きみ」の前に現れることができます。


きみの好きな人になることができる可能性に賭けて。


実は自分の容姿に自信がある子なんですね。

年上にさえなれれば、自分は綺麗な女性になるだろうという。


ぼろぼろに泣いてきみは探していた

突然いなくなったあたしの面影を

早く帰ろ でも能力は一方通行 未来には飛べなかった


混乱しやすい箇所ですが、時系列を整理します。


ここ以降のあたしは、一度タイムリープしたあとの世界で数年過ごしています。

その数年間は、最初の「あたし」とタイムリープしてきた「あたし」が共存しています。

そして、かつての自分がタイムリープした時点より未来に何が起きていたのかを知ります。


突然消えてしまった「あたし」のことを探して、ぼろぼろに泣く「きみ」の姿を目の当たりにします。

大切な人を泣かせてしまって、焦る「あたし」は元いた時間軸=「きみ」のいる時間軸に戻ろうとしますが、与えられた能力では未来には跳ぶことは出来ず、過去に跳ぶことしか出来ませんでした。


遠くからきたってことを伝えたい

でもそれは駄目だってどこかで気づいてた


そこで、今目の前にいる「きみ」に自分こそが未来から来た(未来からきて数年経った)「あたし」なのだと名乗り出たく思うわけですが、それはしてはいけないこと、禁忌だと悟るわけです。


このあたりは何故そう思ったのか分かりませんが、結果的にその予感はあたりでした。

すぐそばにいるのに、決して伝えられない想い。となるわけです。


年上のあたしを見て訊くの

「あなたに似た人を探してます

何か知りませんか」と


「きみ」と、年上になった「あたし」の再会。

でも、大きな壁を感じます。


シュタインズゲートでもあったなぁ・・・・・・

まどかマギカにもあったなぁ・・・・・・

タイムリープものには付きものでしょうか。


ぼろぼろになってあの日を探していた

ばらばらになったふたりをつなごうとした

やめて あたし ここに居るよ だからどこにも行かないで


また春が来てきみはここを発つと決めた

「もしあなたがあの人だったらよかったのに」と残し


「あたし」は何度も何度もタイムリープした可能性があります。

短い日数でタイムリープして、「あたし」と「きみ」が別れてしまう「あの日」を探して、ばらばらになるのを阻止しようとしたけれど、一度起こってしまっている別離を無かったことにはできなくて、毎回「あたし」は過去に跳んでしまうし、「きみ」は「年上のあたし」に「何か知りませんか」と訊く。


何度繰り返しても、「あたし」は過去に跳んで、「きみ」は春が来るとここを発つ


やめて あたし ここに居るよ だからどこにも行かないで


この1行がこの曲でもっとも張り裂けそうな部分だと思います。

些細なことから取り返しの付かない擦れ違いを生んでしまった。


好きな人と一緒にいたくて始めたタイムリープが、別れの引き金になる。

まさにBAD ENDです。


そんなBAD ENDを延々と見続けることになります。

しかし、そんな無限ループにも「転機」が訪れます。


恋をする 贅沢な感情

それを思い出した

だから全力でその手を取る


何度も何度も、別れを防ごうとしてきたなかで忘れかけていた「恋」という感情。

それを思い出して、禁忌を犯します。


ぼろぼろになってきみにほんとを伝えた

ばらばらになった時空に吸い込まれていく

そして目覚めたらそこは一面灰色の世界


「きみ」が探しているのは「あたし」なのだと。

きみのことを好きで。

きみが好きな年上の女性になりたくて。

きみと別れたあの日からやって来たのだと。

そう伝えたのでしょう。


そして時空に吸い込まれていく。

伝えてはならない事実を伝えたから。

そのペナルティとして。

「一面灰色の世界」へと。


手に持ってたのは古びた一枚の写真

こんな色をしてた時代もあったんだ

そこで無邪気に笑ってる

きみに会いにここから旅を始めた


最初の時間軸で一緒に過ごして、一緒に撮った写真をみて、過去を懐かしむあたし。

こんな風に過ごしていた頃があったのだと。


「そこ」は写っている世界、きみが無邪気に笑っている世界。

「ここ」は今いる場所、一面灰色の世界でしょう。


また笑えるかな あたしこの世界で

きみの写真は置いたままで歩き出す


「この世界」というのは、「一面灰色の世界」から最後のタイムリープして辿り着いた新しい時間軸のことでしょうか。


「写真を置いて歩き出す」というのはいろいろな意味にとれそうですが、過去にあったきみとの関係は捨てて、きみにそれを伝えることもせずに、新たにきみとの関係を築いていくという前向きな意味でしょうか。


以上で、一通り歌詞の解釈が終わりました。


その他いろいろ考えてみる

終わりの世界について

「終わりの世界から」の「終わりの世界」というのは「一面灰色の世界」でしょうか。

一面灰色の世界とは、どこだったのか。

吸い込まれて行った先は、どこだったのか。


能力では過去にしか戻れなかったけれど、吸い込まれた時には未来方向に跳ばされたのではないでしょうか。


吸い込まれた先がずっと過去だった場合は、旅(リープ)を始めても絶対に「きみ」に会えなくて酷すぎますし。

「幻想世界」のような時間軸から外れた世界かも知れませんが、その場合でも、タイムリープで脱出できなくなるので、やはり未来だったんじゃないかなぁ・・・・・・と。


そうなると、「あたし」は、いつか滅びる惑星の未来を垣間見た少女、となるわけですね。格好良い。


「年上の綺麗な女性」=「あたし」だった説

最初の時間軸で、きみが好きだった「年上の綺麗な女性」は実在したのか。

ここで「年上の綺麗な女性」とは、タイムリープしてきて年上になった「あたし」だった説。


きみが偶然だか、必然だか未来からきた「あたし」を目撃して一目惚れしたとします。

それを「あたし」に伝えたばかりに、「あたし」のタイムリープが始まってしまい、

タイムリープしてきた「あたし」がきみに目撃されます。


タイムリープが原因で、結果としてタイムリープしている。

因果が循環していてとても気持ち悪くて、美しくないですか。

これは別にそうであってもいいし、そうでなくてもいい想像の幅が広がる要素です。


アルバム内での時系列を妄想

Killer Songは歌詞の描写から、既に惑星が終わりかけているか、終わっている状況が描かれています。

きみのairplaneでも、終わっていそうです。


終わりの世界からでは、歌詞の冒頭部分で普通に恋をしていたり、挿絵の少女が学校の制服を着ているようにみえるので、惑星がまだ破滅していないようにみえます。少なくとも殺し合いとかは無いみたいです(笑)


このことから、終わりの世界からは、Killer Songやきみのairplaneよりも古い時代を描いている可能性があります。


「きみ」の性別問題

きみ視点の描写が全くない

あたし視点でも、きみの容姿について全く触れていない


結論から言うと性別は断定できません。


だからこそ、女性である可能性もあります。

百合だったらいいなぁ!


ちなみに、「あたし」が女性ではない可能性については却下しています。

あの灰色の世界で座っている挿絵の少女が男の娘っていうならそれはそれでアリですが!

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