2007-07-27 厄醒し編 其の三 予定調和
Posted by Lakililac at 2007/07/27 09:00:50
綿流し、富竹の死など数多の世界の共通事項が次々に起こっていく様子を見て、その末に待つ自分の死を恐れる梨花。梨花の様子を心配する沙都子は仲間に打ち明けるが信じてもらえず一人で思い悩み、梨花を守ろうと奔走する。そんな沙都子に追い討ちをかけるように、彼女の味方のはずだった入江が自殺してしまう。
ひぐらしのなく頃に解 第04話のあらすじ
綿流し、富竹の死など数多の世界の共通事項が次々に起こっていく様子を見て、その末に待つ自分の死を恐れる梨花。梨花の様子を心配する沙都子は仲間に打ち明けるが信じてもらえず一人で思い悩み、梨花を守ろうと奔走する。そんな沙都子に追い討ちをかけるように、彼女の味方のはずだった入江が自殺してしまう。
かなり展開が速いので補足
厄醒し編 其の三は、かなり展開が速い。
それでも、原作を知らない人でも理解できるような内容になっていたので良かった。
もちろん、昨年夏に放送された1期の内容や2期の第01話「サイカイ」で描かれた内容が厄醒し編の理解には不可欠なのは言うまでもないのだが、厄醒し編だけでも何とか概要は掴め、かつこれがひぐらしのなく頃にで起こるイベントの基本路線(出題編、解答編を問わずどの編でも必ずといっていいほど起こる出来事。)だと視聴者に認識させるだけの情報が詰まった回だったと思う。
具体的には、雛見沢村の神様、オヤシロさまを祀る綿流しのお祭りから始まって、古手神社の巫女・梨花の奉納演舞、何やら後ろ暗いことをした富竹の死、鷹野という存在、村の医師として有名な入江の自殺までが一気に描かれる。
たしかに展開は速いが、制作側の原作に対する理解の深さは充分だと思うし、作画も綺麗なので安心してみることが出来る。
今期一番期待しているかもしれません。
富竹に死亡フラグ(いつものこと)
ひぐらしのなく頃にには色々な話がありますが、富竹が殺されるのは予定調和な出来事として有名です。
アニメ1期で放送された鬼隠し編、綿流し編、祟殺し編、目明し編、罪滅し編でも毎回喉を掻き毟って死亡する。
出題編の中でも異色の存在である暇潰し編でも「雛見沢大災害」が起こっているとのことなので、暇潰し編においても昭和58年6月に富竹は殺されているんでしょうね。
激しくネタバレになる余談ですが、雛見沢大災害が起こらないのは「綿流し編」と「目明し編」など特定の条件を満たした(満たさない)場合だけなのです。
漏らしちゃったのです。
綿流しが終わって富竹が殺された翌朝。
富竹の死亡を受けて、大石蔵人(警察)が学校を訪れた。
ここで大石に呼び出される人物は物語の今後を左右すると原作では梨花が語る。
鬼隠し編では圭一、罪滅し編ではレナが呼び出され大変なことになりました。
厄醒し編には原作(ゲーム)がなく、このアニメ自体が原作なので結末は未だ分かりませんが、ここで梨花が呼び出されます。
しかし、自称100年の魔女である黒梨花(色っぽい声で話す暗い梨花)はその知恵を駆使して大石の尋問を避ける。
富竹と何を話していたのかと言う問いを華麗にスルーして、奉納演舞のときに我慢しすぎておしっこを漏らしてしまったことは内緒だと軽やかに質問から逃れる。
またニコニコ動画やyoutubeでのMADの素材が増えましたね。
梨花ちゃまの変顔「にぱ~☆」
沙都子を元気付けようとする梨花。
部活の場面もそうだけど、こういう「日常」ともいえる「平穏」が描かれなければひぐらしのなく頃には物語として成り立たないと思う。
緊張や惨劇が映えるのは日常が理不尽に破られるからなんでしょうね。それが無かったからバトルロワイヤル2は駄作だったと思うのです。
沙都子のトラップ
全ては梨花を守る為。一見ただの疑心暗鬼にも見える沙都子の異常な反応ですが、梨花の様子が明らかに不審なので、一方的に沙都子の疑心暗鬼だと断言することも出来そうにないですね。
そんな沙都子の頑張りもぜんぶ無駄だと思ってしまう梨花。
何度殺されても、やっぱり自分が殺される前夜っていうのは怖いでしょうね。
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